ファネルからフライホイールへ

フライホイール。また新しいコンセプトに出くわした。私はBtoBマーケティングに携わっていて、ファネルとかTop Of  Funnel(TOFU)とかMiddle Of Funnel(MOFU)とかBottom Of Funnel(BOFU)とか、三角形の図を多用していたが、ここにきてフライホイールという概念を知ることになった。世の中どんどん変わっていくな。この記事によると従来のファネルという概念では顧客獲得に費やすエネルギーは上から下へ一方通行で流れ顧客を獲得したときに失われるという。このファネルという概念においては顧客は結果に過ぎない。それに対して、このHubSpotが提唱するフライホイールという概念は円形の中心に顧客を置き、Attract -> Engage -> Delight という「サイクル」を早く回すことで、中心にある顧客を増やしていき、フライホイール自体を大きくしていくことにある。確かに言われてみると、ファネルというのは上からどんどん数が減っていってクロージングした後はどうなるの?っていう感じがして、循環するイメージがなく、サステイナブルではない。それに対して、このフライホイールというのは、スノーボールではないが転がって行ってどんどん大きくなっていくことが、ビジネスの拡大ととらえることができ、循環型というか、サステイナブルな気がする。当たり前と思っていたファネルの間が方がひっくり返されるという。このHubSpotという会社は革新的だと思う。インバウンドマーケティングというのも、うすうすみんな有効性には気づいていたが、HubSpotという会社は、本を出し、ウェブサイトにブログなどのインタラクティブコンテンツを設け、ソーシャルメディアにも徹底的にRemarkableなコンテンツを用意していく有効性を提唱し、そしてそれをバックアップするCRMを提供し、自らもその方策を実践していくことで急成長している。引き続きモニタリングしていきたい。